7才の長男がおたふく風邪に(予防接種を2年前に済ませてあったのにかかってしまった・・・なぜ?!まあそれはいいとして)かかってしまって思いがけなく1週間ほど学校をお休みしなくてはならなくなり、長い一日の時間をつぶすためにリリヤンをやらせてみよう!!と思い立ち、リリヤン道具を揃えてみました。
(前置き長過ぎ?)

リリアン(リリヤン?)といえば駄菓子屋さんや、最近は100円ショップのおもちゃコーナーにもあるあの、ピンク色の持ち手(なぜピンクなのやら・・・他の色って見たこと無いですよね?)のあの道具を思い浮かべますよね?すっかり日本のものなんだと思いこんでいたら、全然そうじゃなくて外国にはもっと可愛らしいリリアン道具があることを知りました。
ドイツ製のものには、こんなに可愛らしい木製のリリアン道具があって、ひと揃えしてみたくなり即購入。
針の数もいろいろあって、一番左の木の2本針は針を使わないで、この道具と指だけで編んでいく簡単なもの。それに素敵だったのはこの道具にその上のカラフルな太い毛糸が付いているので、すぐに編み始められる上、太い糸に2本針ということもあって特に簡単なのでどんどん出来上がるんです。子どもにはどんどん出来てくる様子が見えるのでイヤにならずどんどん編み進められます。
中央の人形型のものは4本針タイプ、その右の2個は針の数が違うタイプですが、日本のプラスチック製の例のリリアンと比べると針の部分が工夫されているので、糸がはずれにくくて編みやすいかなと思います。日本のプラスチック製のリリヤンの場合は上の画像右下にあるようなテロンテロンのひも(人工絹糸)を使って編むのが一般的ですが、この外国製のものは毛糸を編むのが一般的なようです。

そうそう、そもそもリリアン(リリヤン)って??
Lily(英語でユリのこと)の「リリー」とYarn(糸のこと) の「ヤーン」のくっついちゃった言葉が「リリヤーン」それが「リリアン」になったらしいです。じゃあ、どうしてLily?ってことになるんだけど、昔(大正時代)京都の糸職人さんが糸をメリヤス編みにしたものを発明、それを東京の糸問屋さんが「ユリ印の糸」の商標を付けたことからこの名前になったようなのですが、ということは・・・「リリアン」は糸自体のことなのね!!と私、今気が付きました。そうなんです、あのピンクのリリアン道具、パッケージをよく見てみて下さい。「ニッチング手芸」って書いてあるんですよ。あのピンクの道具本体は「ニッチング」というらしいんです。これももしや・・・Nnitting(ニッティング)から来ているのかしら・・・おそらくそうだと思うのですが。
そんなわけで 上の画像のドイツの道具にはもちろん「リリアン」とか「リリヤン」という名称は説明書にも書いてなくて、「Knitting fork」(ニッティングフォーク)とか「Wool manufacture」(ウールマヌファクチャー)なんて書いてありましたよ。ドイツではstrickliesel(リーゼル編み機・・・リーゼルは女の子の名前だそうです)と呼ばれているとか。形がスカートをはいた女の子のように見えたからでしょうか?(この商品の説明書き〜(株)ブラザージョルダン社〜より抜粋)
でも何で糸の名前が一般的になっちゃったんでしょう?

「ねえねえ、ニッチング(手芸)やらない?」

って言うのが本当だと思うんだけど・・・。

 

まあ、とにもかくにも、こんな可愛らしい手芸道具は日本だけじゃなくて世界各地にあって、それぞれの国の小さい子どもたちが編み物を楽しんでいるんだな〜なんて思ったら、なんだかあったかい気持ちになれたような気がしませんか。お母さんに教わりながら、お友達に教えてあげたり・・・考えただけでなんだか楽しいニッチング・・・。
もう小さくはない私も(!)娘がもう少し大きくなったら一緒にもくもくとひたすら黙りこくって、長くてカラフル、且つ、完成後も何に使っていいのかわからない「リリアンひも」を編もうっと!! 

何か素敵な作品(?)が出来たらまたアップしますね。一体何が出来るというのか今の段階ではまだ不明ではありますが(^_^;

ここで紹介した木製のリリアンの購入先のお問い合わせを数多くいただきましたので、販売されているお店をご紹介しておきます。

木のおもちゃ ウッドワーロック さん です。
ここにないタイプも販売されています。他にも子どもと一緒に楽しめる、質の良いおもちゃをたくさんセレクト&販売されているので、おすすめのおもちゃショップです。

(それから4年ほど経過・・・・)


と、それ以降の続きがあります。
双子の娘たちが2才くらいからぐるぐる編み機(ハマナカのI knit・・現在は販売されてないかもしれないですが→右の画像)で、マフラーを編んだりして遊ぶようになり、 4才くらいからリリヤン編みをしたがるようになりました。
しかし、小さい子がリリヤンをやる時って、大人が付きっきりになって、外れた糸を直してあげたりしなくちゃいけない・・・しかも家は双子なので、それはそれはおつきあいする私も忙しくて・・・それを考えたら、子どもも大人もストレス無く、ひたすら楽しくニッチング〜が出来るリリヤンはないかなあ・・・・と探していたところ、ついに見つけました!!
クロバー社のワンダーリリアンです。

i knit

 

とにかく良くできているリリヤン編み機!!100円で買えるリリヤン編み機と同列に並べてはお気の毒・・・と言うくらい良くできていて、むしろ、上の画像のぐるぐる編み機の仲間に入れてあげた方がいいようなリリアン編み機なのです。
本体に張り付きの会点ディスクが付いていて、本体を回さなくて、ディスクを回転させることで編み勧めて行かれる上、毛糸が歯から外れないように。何ともいい具合に曲げてあったり、編み棒(?)で毛糸が救いやすいように、歯に溝が掘ってあったり。編み棒も先っぽが何ともグッドなカーブを描いており、とても編みやすいのです。太めの毛糸も編めるので、私も早速お店でで販売をはじめてしまいました。くまさんのマフラーにちょうどいいのです。私が子どもの頃、こんな楽しいリリアン編み機があったら、今頃編み物が得意な素敵はお母さんになっていただろうに・・・・(^◇^;)

私のお店でも売っているので、ご覧下さい。

ワンダーリリヤン
リリヤン

最近さらに気になっているもの・・・・ ずばり、織り機!!です。  

 ハンドルーム ハンドルームL  ニットデザイナー おりき イネス SusieI
手織り機 ハンドルーム S 手織り機 ハンドルーム L セス SES ニットデザイナー おりきイネス おりきスージー

ニック社のおりき イネス、スージーはシャトルや櫛が別売りで買えるので、そういう点では長く使えそうですよね・・・迷う・・・・(T^T)
ちなみに↓楽天さんでは全部売ってます。検索してみてください。

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